Q | 耳鼻咽喉科でかぜはみてくれるのでしょうか? |
A | かぜはウィルス、細菌など病原微生物が呼吸器に感染してしまう病気ですが、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、せき、たんなどつらい症状が起きます。 耳鼻科では、耳・鼻・のどの中を診療し、きれいに清掃して、お薬をつけたり、ネブライザーをしていきます。そのため早く痛みやつらさをやわらげることができます。 小さな赤ちゃんも小児科の診療後おはなのそうじにいらっしゃる方も多いです。 もちろん適切な内服薬も処方いたします。 |
Q | アレルギー性鼻炎のレーザー治療とはどういうものでしょうか? |
A | 鼻の中にガーゼを入れて麻酔します(約15分)。 その後10分ほどレーザー光線を鼻の 粘膜に当てて粘膜を変化させます。まったく痛みはありません。 再生した粘膜はアレルギーを起こしにくくなり、症状が改善されますが、永遠に効果が持続するわけではありません。 効果を長引かせるために、初めての方は1ヵ月置いて2回されるとよいと思います。 薬で眠くなりやすい方、薬の飲めない妊婦や授乳中の方、これから妊娠を望む方、運転手さんなど精密な作業に従事されている方にお勧めします。 当院では、小学生から相談にのっています。 手術費用は保険診療にて両鼻で8,000円です。 |
Q | 滲出性中耳炎とはどういう病気ですか? |
A | 私は大学病院でこの病気の専門外来を担当しておりました。お子様に多い病気です。 鼓膜の奥(中耳)に水がたまってしまうのですが、急性中耳炎と違い、耳が痛くなったり、発熱することはありません。 大人が高いビルに登ったときに感じる耳がつまった感じや難聴がお子様の症状ですが、ずっと症状が続いているために自分で症状を訴えることはまれです。 かぜや急性中耳炎の後遺症としてなることが多いです。 耳と鼻は耳管という管でつながっているのですが、当院ではまず鼻と耳管の調子をよくするために内服薬と鼻の治療をして経過をみますが、長引く場合は鼓膜を切開したり、換気のためのチューブを入れることもありますがごく少数です。 この病気を放置してしまうと将来的に重篤な慢性中耳炎になってしまう可能性があるのできちんと治療することが大事です。 慢性の病気なので、通院はすこし長期間になることが多いです。 |
Q | めまいがした時に何科にかかればよいのですか? |
A | めまいがした時に同時に意識が遠くなったり、 ものがふたつに見えたり、ろれつが回らなくなったり、手足が麻痺しているときは迷わず救急車で神経内科や脳外科を受診してください。 一方めまいと一緒に聞こえが悪くなったり、耳鳴りがしたり、めまいが断絶的で急に動いた時にひどくなるようなら内耳に原因があることが多いので耳鼻科がよいと思います。 しばらく休んでいるとおさまってしまうようなめまいは動けるようになってから耳鼻科専門医の診療を受けられるとよいと思います。 |
Q | 突発性難聴とはどういう病気ですか? |
A | ある日突然耳が聞こえが悪くなってしまう病気です。ウィルス感染、 ストレスや内耳の血流障害が原因と考えられていますが、原因は不明です。 難聴が軽い場合はお薬のみで治ることが多いですが、重症なものはすぐに入院が好ま しいです。通常ステロイドホルモンで治療しますが飲めない方もいる薬なので、こういう症状が起きたらなるべく早く耳鼻咽喉科専門医に相談して下さい。 |